2017.10.31
答. 2回
● 今回2017年1月の改訂による保険料の値上げ(全国平均で5.1%(神奈川県は約11%)は、
3回実施のうちの1回目で、段階的に全国平均で19%(神奈川県は30~49%)の値上げ予定になっています。
地震保険は、被害予測シミュレーションに基づいて料率の算出をしているので、都道府県によりバラつきがあります。
●もう一つの大きな変更は、損害区分の細分化(3区分から4区分へ)です。
<改訂前 3区分> <改訂後 4区分>
全損 100% 全損 100%
半損 50% 大半損 60%
小半損 30%
一部損 5% 一部損 5%
これまでは、半損に認定されるか否かで支払われる保険金が10倍違ったので、半損に近い損害で一部損の認定を受けた場合にあった不公平感が緩和されます。
●値上げへの対処方法としては、
・改定直前に加入する
2017年1月の改定は、3回実施のうちの1回目です。この後2回目、3回目の改定の前に契約する。
・最長5年の長期契約→→10%程度の割引になる。
地震保険の加入率は全国平均で29.5%、火災保険への付帯率は60.2%(ともに2015年度)です。火災保険に加入している人は6割くらいの人が加入している反面、世帯加入率は3割弱になっています。これらの数字は年々上昇しています。
住宅ローンを利用して残債が多い、被災後の生活再建するのに財産などがないケースなどでは、地震保険の必要性は多少高くなります。
加入するかどうかはともかく一度考えてみてもいいかもしれません。