老活とは
自分らしく豊かで幸せな老後「セカンドライフ」を送るために、お金、生活などを考え、実行に移すことです。ミドル世代から計画的な老活が必要です
ミドル世代は、住宅ローン・教育費なども含め人生でもっともお金がかかる時期のため、一般的に貯蓄額よりも負債の方が多いとされています。三大疾病、収入の補填、万が一の場合などの備えは貯蓄だけで万全ですか。
(総務省統計局家計調査家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)
三大疾病とは「がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中」を指し、日本人の死因上位の3つの疾病を指します。三大疾病にかかる入院日数や費用の平均は以下になります。
病名 | 入院日数*1 | 病名*2 | 入院費用*3 | 自己負担額(概算)*3 | 死亡率の順位*4 | 死亡数*4 |
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悪性新生物 | 19.9日 | 胃がん | 880,962円 | 264,289円 | 第1位 | 367,943人 |
気管支および肺がん | 859,630円 | 257,889円 | ||||
乳がん | 745,086円 | 223,526円 | ||||
心疾患 | 20.3日 | 急性心筋梗塞 | 2,131,268円 | 639,380円 | 第2位 | 196,760人 |
脳血管疾患 | 89.5日 | 脳梗塞 | 1,350,395円 | 405,119円 | 第4位 | 114,118人 |
脳出血 | 1,932,040円 | 579,612円 |
*1(出典)厚生労働省「平成26年患者調査」より
*2(出典)全日本病院協会WEBサイトより
*3(出典)全日本病院協会WEBサイトより<疾患別の入院医療費の平均> *参加病院の平均値(平成27年1月~3月)
*4(出典)厚生労働省「平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より
世帯収入額にもよりますが、公的医療保険に「高額療養費」という制度があります。
例えば100万円の医療費がかかったとしても、実質的な負担は、1ヶ月あたり87,430円。4ヶ月目からは44,400円となります。
これらの他に、公的医療保険が適用されない、差額ベッド代、食事代、諸雑費などが必要となります。
支払しきれない金額ではありませんが脳血管疾患は、3ヶ月の治療費が必要になり適用外の費用も考えると30万円以上はかかるでしょう。
病名 | 入院日数*1 | 収入の減少額 |
---|---|---|
悪性新生物 | 19.9日 | 約265,000円 |
心疾患 | 20.3日 | 約270,000円 |
脳血管疾患 | 89.5日 | 約1,200,000円 |
*1(出典)厚生労働省「平成26年患者調査」より
両親が60歳でご自身が40歳だと、20年後に退職なさる頃は確実に80歳と60歳なります。
老いは誰にでも必ず訪れ、今は元気なご両親も20年後も同じように健康とは限りません。
例えば介護となった場合は以下のような介護費用がかかります。
自宅での介護となった場合は、介護仕様に住宅のリフォームや自動車を介護仕様に買い替えるなどの出費も考えられます。
介護費用*1
自宅での介護 | 民間の住宅 | 公的な介護 | 民間の施設 | |
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一時金 | 80万3,000円 | 月額賃料2カ月 | 不要 | 3,000万~ |
月額費用 | 7万9,000円~ | 13万~ | 5万~22万 | 16万5,000円~ |
*1参照 公益財団法人生命保険文化センター 平成27年度生命保険に関する全国実施調査より
円滑な相続について検討されていますか?事前によく話し合っておくことが重要です。
相続財産の種類で最も多いものが土地で約42%です。
土地は、2位の現金・預貯金等と違い分けにくく、親族間で揉める原因となります。
被相続人の生前には円満だった家族でも遺産分割によって家族内で紛争が起きてしまうことも少なくありません。
ですから、事前にお話をしておくことは重要なのです。
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